2015年5月23日土曜日

皆大好きバフェットニキ

■皆大好きバフェットニキ
 今回は、正真正銘益体もない話です。
 「本屋に書籍が並んでいるランキング1位(当社調査)」で、皆が大好きなバフェットニキ(以下、ニキとする)ですが、個人的な評価と一般的な評価が結構違っていたのでつらつら書いてみました。

 「投資の神様」とか「偉大なるバリュー投資家」とか、おおよそ皆が適当につけたであろう渾名をたくさんもっているニキですが、大雑把にまとめると「凄いバリュー投資家(長期)」という感じに落ち着くかと思います。
 一方で、私個人の評価としては「凄い事業家」という評価で、世間様とは若干違ってたりします。なんで「投資家」じゃなくて「事業家」かと言いますと、評価している点が投資対象ではなく、構築したビジネスモデルの方だからです。


■舎弟企業からせしめる上納金=投資パワー
 なんで「投資家」ではなく「事業家」として評価しているのと申しますと、個人的な見識としてニキのリターンの源泉は「企業が保有する現金」+「保有企業からの上納金」だからと思っているからです。

 ざっくり言うと、「舎弟企業が保有する現金」を株式投資に回すことで、擬似的にレバレッジがかかった投資が可能となります。再保健事業で保有するプール金を投資にあてている話は有名ですが、他の保有企業でも現金は全てバークシャーに預けるようにしてます。なので、元手以上の額をぶち込んでいるのが実情です。
 これに加えて、「舎弟企業からせしめる上納金(別名:配当)」という定期収入による無限ナンピンを繰り返すことで、株式市場がクラッシュしても株を買い続ける基盤が出来上がります。信用維持率とかありませんし、保有企業から絞れるだけ絞った資金で理論上の無限ナンピンが可能になります。

 この2つの要素によりニキは「暴落があったら死ぬほど買って、戻ったら利確」という、投資家なら誰もが憧れる基盤を手に入れることができます。


■舎弟企業に求めるもの(投資先への条件)
 ニキの投資先ですが、要は「他社に対して優位性を持ってて、かつ長期的にそれが維持できるところ(意訳)」という特徴になるかと思います。ただよくある書籍では省かれているのですが、それ+「追加の設備投資が少ない」という特徴もあります。というか、「設備投資させない」レベル。

 割りとこの部分が重要で、追加の設備投資が少ない事業形態であるほど、ニキへの上納金が増えます。そして、優位性がある企業であれば、アメリカの広大な土地と豊富な人口を背景に安定した成長が可能です。アメリカは過去、長期間に渡ってマクロ的な成長を遂げてきました。それがニキの手法+定期的な暴落と組み合わさることで、アホみたいなリターンに繋がっている部分があります。日本だとこうはならなかったでしょうね。

 一般的な書籍ではよくニキの投資条件だけを取り上げていますが、ニキの手法は投資先をコントロールできることが前提になってますので、単に投資条件だけをパクろうとするとイマイチずれた結果になります。実際に、「事業家」としての側面から投資条件を見直すと、「あーもしかしてそういうこと?Σ(゚Д゚)」という条件がボロボロ出てきます。
 
 ニキが投資家として有能であることは事実ではありますが、それ以上に「勝つためのビジネスモデル」を徹底して構築している点やそのやり方からすると、「事業家」という評価の方が個人的にしっくりきますねって話でした。

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